健康診断の結果内容はどうでしたか?

診断結果

会社の健康診断の目的は「がん」の発見ではない!

会社の健康診断の目的は、

  • 職場環境や業務内容が原因となりそうな疾患の危険をチェックすること。
  • 健康診断の結果内容から生活習慣病の予防を行うことです。

勘違いしてはいけないのは健康診断で「がん」の発見ができるわけではないということです。

えっ?胸部のレントゲンとか撮るじゃん!って思われるかもしれませんが、

造影剤を用いない一方向からの撮影では「がん」を確実に発見するには不十分と言われています。

よって健康診断結果で異常無しと出ても、「がん」の心配がないわけではありません。

本当に見てる?
結果内容には危険を知る重要な数値がたくさんある!

会社の健康診断、特に異常がない限り結果の内容を細かく見る人はいないのではないでしょうか?

私もそうだったので偉そうなことは言えませんが、

「人間ドック」のことをリサーチしているうちに「健康診断」の結果の内容をちゃんと見るべきだと思う様になりました。

この健康診断の結果内容には「生活習慣病」の危険を知る重要な数値がたくさん表されています。

ちゃんと見ておかないと気づける危険に気づけないかもしれません。

会社の健康診断は所属している保険組合によって検査項目がバラバラなので、

「あなたの体のどこが調べられていて、どこが調べられていないのか」は確認しておきましょう。

注目すべき項目は何なのか?

健康診断結果内容の項目一覧

『身体測定』からわかること

小学生の時に身長体重測定の順番待ちで前後に並んでいる友達とふざけあって、

先生に怒られたことが懐かしい「身体測定」!どうでもいい話ですいません…

大人になってもその時の気分の人をたまに見かけますが、

大人になって気にしなければいけないのは、先生に怒られるかどうかではなく…

ズバリ!『体重』

健診の結果を見て「うわー太ったなぁ」とかよく叫ばれてますが…

実は、体重に異常な変動がある場合はどこかしらに異常がある可能性が高いです。

異常な体重変動が見られた場合は他の項目も注意深く見ることをオススメします。

『血液一般』からわかること

血を調べるだけで色々な危険がわかる!それが「血液検査」

日本赤十字社などが行っている献血でも血液の検査結果がもらえますよね。
※お菓子を貰えたり、他にも献血者に良心的なサービスがうけられる所が多いのでオススメです。

前回の健康診断からずいぶん間があいてるなぁ…

と思われる方は下記の「日本赤十字社献血マップ」から献血できる場所を調べられます。

お近くの場所で献血ついでに血液検査+いいサービスを受けましょう。
⇒「日本赤十字社献血マップ

いやいや、それどころか…

「わざわざ献血に行くのが面倒だ!」

「誰にも知られずに血液検査したい!」

とお思いの方には自宅でできる検査キットがあります。

自宅で簡単に血液採取でき、その検体を検査機関に郵送するだけで、約1週間後にメールで結果を知らせてもらえます。
自宅でできる生活習慣病検査キット!

「血液検査」の結果にはよく聞く「コレステロール」や他には何やらよくわからない項目が並んでいると思います。

しかし、その項目から感染症や貧血、肝炎、血中脂質、糖尿病、高脂質症などの危険性がわかります。

まずは各項目が何を意味しているのか確認してみましょう。

『血圧』からわかること

項目 基準値 危険水準
最高(最高血圧) 130mmHg未満  140mmHg以上(高血圧)
最低(最低血圧) 85mmHg未満  90mmHg以上(高血圧)

動脈硬化の危険がわかります。

高血圧の多くは自覚症状のなく、放置すると最悪死につながる「サイレントキラー」と呼ばれています。

その死の原因は血管が硬くなる動脈硬化による虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)や脳卒中などの発作によるものです。

「高血圧」を指摘され続けている方は特に動脈硬化の有無を確認を!

動脈硬化を発見「頸動脈エコー」とは?

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『肺機能』からわかること

項目 基準値 危険水準
肺活量 男性:3500ml
女性:2500ml
男性:2500ml以下
女性:1700ml以下
肺活量比 80%以上  80%未満
一秒率 70%以上  70%未満

肺機能の異常がわかります。

検査値の数値が基準値よりも低い場合は、肺機能に何らかの障害(肺機能障害・胸膜障害)が発生している可能性があります。

基準値を満たしていない場合は精密検査を!

胸部の断面を確認!胸部CT検査!

『尿検査』からわかること

項目 基準値 危険水準
陰性(-)  疑陽性[陽性と陰性の中間](±)か陽性(+)
蛋白 陰性(-)  疑陽性[陽性と陰性の中間](±)か陽性(+)
潜血 陰性(-)  疑陽性[陽性と陰性の中間](±)か陽性(+)

糖尿病の危険がわかります。

疑陽性もしくは陽性を示す項目がある場合は血液検査で負荷血糖値(空腹時血糖値)や血中インスリン濃度、ブドウ糖負荷試験などで調べて診断していきます。

糖尿病の可能性を調べてもらいます。

体の危険性が色々わかる血液検査!

『腎機能』からわかること

項目 基準値 危険水準
BUN 8~21mg/dl  40mg/dl以上
クレアチニン 男性:0.7~1.1mg/dl
女性:0.5~0.8mg/dl
 下記記載

腎臓の健康がわかります。

BUNが異常を示すと「腎不全」が考えられ、さらに100mg/dl以上になったら「尿毒症」の起こる可能性が高く、かなり危険な状態です。

クレアチニンは男性が1.2~1.3mg/dl、女性が0.9~1.0mg/dlは、場合により経過観察が必要とされています。

一般に中程度の腎不全では1.5mg/dlを超え、重症では2.4mg/dl以上になります。

そして、クレアチニンの値が5mg/dlを超えると回復は難しくなり、10mg/dlが人工透析を始める一つの目安とされています。

異常がある場合はお医者さんに相談しましょう。

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『尿酸』からわかること

項目 基準値 危険水準
尿酸値 3~7mg/dl  7mg/dl以上(高尿酸血症)

生活習慣病の危険がわかります。

高尿酸血症とは、尿酸値が高いために身体に影響を及ぼす危険がある状態です。

高尿酸血症の状態が長く続くと、

痛風、尿路結石、腎障害、高血圧などの生活習慣病や、動脈硬化を引き起こす原因となります。

動脈硬化を発見「頸動脈エコー」とは?

『血液像』からわかること

項目 基準値 危険水準
リンパ球 男性:18.9~47.5%
女性:19.1~47.4%
単球 男性:4.2~10.3%
女性:3.8~9.6%
好酸球 男性:0.6~9.6%
女性:0.7~8.5%
好塩基球 男性:0.3~2.0%
女性:0.3~2.3%
  • 「リンパ球」が多い場合は「ウイルス感染症、副腎」などの危険があり、逆に少ない場合は「悪性リンパ腫、がん、白血病」など危険が考えられます。
  • 「単球」が多い場合は「結核、梅毒、はしか」の危険が考えられます。
  • 「好酸球」が多い場合は「アレルギー性疾患、寄生虫病」などの危険があり、逆に少ない場合は「クッシング症候群」などが考えられます。
  • 「好塩基球」が多い場合は「甲状腺機能低下症、慢性骨髄白血病」などの危険があります。
    異常がある場合はお医者さんに相談しましょう。

『肝機能』からわかること

項目 基準値 危険水準
総ピリルピン 0.2~1.2mg/dℓ以下  1.3 mg/dℓ以上(肝臓や胆管の危険有)
GOT(AST) 36IU/ℓ以下  31 IU/ℓ以上(肝細胞異常の危険有)
GPT(ALT) 35IU/ℓ以下  31 IU/ℓ以上(肝細胞異常の危険有)
LAP (L-β-NA基質法:100~200U)
(L-p-NA基質法:20~70lU/ℓ)
(LA基質法:10~50lU/ℓ)
 基準値を越える値(肝障害や胆道疾患の危険有)
γ-GTP 50IU/ℓ以下  51 IU/ℓ以上(肝機能異常の危険有)
LDH 119~229IU/ℓ  240 IU/ℓ以上(肝障害の危険有)
ZTT 4~12U  13U以上(肝硬変や慢性肝炎)※1

※1:ZTTについては、他の項目が正常値の場合はこの値が高くても病気の可能性は低いので心配はないとのことです。

『脂質』からわかること

項目 基準値 危険水準
総コレステロール 140~219mg/dl 240mg/dl以上(高コレステロール血症)
中性脂肪
(空腹時中性脂肪値)
149mg/dl以下 150mg/dl以上(要治療)
HDL-C 男性:87mg/dl未満
女性:75mg/dl未満
LDL-C 140mg/dl未満

動脈硬化の危険がわかります。

コレステロールの高い状態が続くと、動脈硬化が進み、血管が狭くなってきます。

そして心臓の冠動脈で動脈硬化が進行すると、狭心症・心筋梗塞などが、脳動脈の硬化では脳梗塞などになる危険があります。

(関連)動脈硬化を発見「頸動脈エコー」とは?

『負荷血糖値』からわかること

項目 基準値 危険水準
血糖(BS) 空腹時血糖値:110mg/dl未満
食後血糖値:140mg/dl未満
空腹時血糖値が126mg/dl以上
血糖値が常に200mg/dl以上
Hb A1c 【JDS値】4.3~5.8%

糖尿病の危険度がわかります。

血糖値は、空腹時に低く、食後に高くなるのが普通ですが、糖尿病の人は、空腹時・食後とも高い状態が続きます。

異常がある場合はお医者さんに相談しましょう。

『骨量検査YAM』からわかること

項目 基準値 危険水準
骨密度 80%以上 79%未満

骨量不足の危険がわかります。

79%未満の場合、骨量不足の可能性があります。

女性の場合は間接的に骨粗しょう症につながる場合もあるので、異常がある場合はお医者さんに相談しましょう。