胃カメラ検査!結果の画像から何がわかる?(上部内視鏡検査)

カメラを飲む「胃カメラ検査!」
胃カメラ検査は、どんな検査?
内視鏡検査には2種類あって一つは「上部内視鏡検査」
実はこれが俗に言われている胃内視鏡(胃カメラ検査)のこと、喉から細い管(内視鏡)を通して胃の内部を観察してもらいます。
もうひとつは「下部内視鏡検査」、これは肛門から内視鏡を挿入して直腸、大腸に異常がないを検査します。
この胃カメラ検査で何がわかる?
胃カメラ検査後の結果画像から胃がんの危険がわかります。
お医者さんが胃の内部を見て潰瘍の疑いのあるポイントを見つけた場合、医師と相談の上でそのポイントの細胞を採って生検担当者に生検してもらいます。(⇒生検って何?)
生検担当者は採取した細胞を見やすいように染色して顕微鏡で観察し、 組織の形から細胞がガンであるかどうかを診断します。
なぜ医師との相談が必要かというと、通常「生検」は人間ドックの費用に含まれておらず別途検査費用が発生するからです。
胃カメラ検査に伴う体の負担(痛み)は?
一般的に胃内視鏡(胃カメラ)は「怖い」「辛い」と言われて、恐れられています。
しかし、最近では睡眠導入剤を使われるところも増えていて、その場合寝ている間に管を挿入するので痛みは感じません。
最近では「鼻から胃カメラ検査」も!
またその管も最近は細いタイプが出てきたことから、鼻から挿入する胃カメラ検査などの方法も開発されて「痛みを感じない、感じさせない」等の怖くさせない工夫があなたの負担を極限まで減らします。
食事の注意!前日から絶食!
ただ、キレイな状態の胃を検査する目的で、検査前日の夕食後は絶食となる場合がほとんどです。
これは検査項目の中に中性脂肪・空腹時血糖の測定があり、ルールで10時間以上という決まりもありますので、これを無視しちゃうと正確な検査ができずに再検査となる可能性が高くなるかもしれませんので、ツライですが、守りましょう。
胃カメラ検査時間/費用は?
時間:約10分 / 料金:15,000円~30,000円
胃カメラ検査(上部内視鏡検査)の方が胃バリウム検査より精度は高い!
バリウムと聞いて「カトちゃんケンちゃん」を思い出す人は私と同世代です。
バリウムを使った検査(上部消化管X線撮影検査)は胃全体の形を造影剤を使って映しているだけで、正確な胃表面を見ているわけではないです。
しかも、X線による被ばくやバリウムが腸内で固まり便秘を引き起こすこともあります。
もし異常が発見された場合は改めて「上部内視鏡」を受けることになります。
胃について何か自覚症状がある方は、精度を考えるのであれば胃カメラ検査(上部内視鏡)を受診した方が良いでしょう。