そもそも人間ドックとは?

目次
痛くなってからでは手遅れかも!?
痛くない病気や、なりかけの病気を見つけること!
軽度重度問わずすべての病気に自覚症状が出るのであれば、『人間ドック』の需要はあまり無いと思います。
しかし、体には自然治癒はもちろんですが、冗長性(ちょっと故障してもそこを回避して何とかやり過ごす性質)もあり、
自覚症状として表れないケースもあります。
ということは、自分では大丈夫と思っていても、本当は大丈夫ではないかもしれません。
そこで自覚症状として表れない隠れた危険を『人間ドック』で明らかにするのです。
人間ドックとは基本ドックとオプションドックのセット
人間ドックとは「基礎ドック」と「オプションドック」のセットです。
基本ドックとは
基礎ドックの検査では、主に「生活習慣病」の危険がないか診てもらえます。検査項目は施設によって異なりますが、以下が一般的です。
- 身体測定・・・・説明不要ですよね。
- 血液検査・・・・実は血液検査だけでも色々わかる!
- 上部消化管X線・あの有名な「胃バリウム」!(オプションドックになる時も有ります)
- 心電図・・・・・子供の時に経験してますよね…
オプションドック(検査)とは
人間ドックを「簡易検査」と「精密検査」に強引に分けるとすれば、オプションドックが「精密検査」になります。
施設によって扱っている検査設備が異なるため、できる検査も異なりますが、
3大疾病(がん・脳卒中・心筋梗塞)に対応した検査はチェックしておきたいところですね!
しかし、最近ではオプションドックの内容を受診者から選択できない施設が増えてきていて、
基本ドックとオプションドックを合わせて1パックにして料金表示されているところがほとんどです。
詳しくは下記の記事で触れていますが、受診者が納得するオプションドックが組み込まれているかどうかは疑問です。
⇒人間ドック料金を膨らさせる原因は「オプションドック」
オプションドック一覧(一部)
下記のオプションドック検査は3大疾病に対応した代表的な検査の一部を一覧にしたものです。
高額なイメージがありますが、低料金の検査もあります。
- 約1,500円:肝炎ウィルス検査(肝炎、肝臓がん)
- 約3,000円:便潜血検査(大腸がん)
- 約3,000円:PSA検査(前立腺がん)
- 約3,000円:頸動脈エコー(脳卒中、心筋梗塞)
- 約4,000円:ABC検診検査(胃がん)
- 約10,000円:腹部エコー検査(肝臓がんなど)
- 約12,500円:胸部CT検査(肺がん)
- 約20,000円:下部内視鏡検査(大腸がん)
- 約22,500円:上部内視鏡検査(胃がん)
- 約25,000円:脳ドック検査(脳卒中)
- 約30,000円:下腹部MRI検査(前立腺がん)
- 約125,000円:PET-CT検査(全身のがん)
Ad